yuto0603’s blog

主に金融、心理学などの人生で役に立つ知識をお届け

相手の一言で1日が終わる人へ

今回の記事は職場などの人間関係において感じやすい「嫌われてないかな…」ということに関して書いていきます。

職場で、相手の声のトーンが少し低いだけで「何か怒らせたかな…」と不安になる。

返信が短いと「嫌われた?」と胸がザワつく。

会議で自分の発言に反応が薄いと、帰り道まで反省会が終わらない。

 

もしあなたがこういうタイプなら、まず伝えたいことがあります。

それは「あなたが弱いから」でも「メンタルが小さいから」でもなく、人間として自然な反応だということ。

 

人間関係を大切にしている人ほど、空気を読む力が高いです。

だからこそ、職場みたいな“評価や生活に直結する場所”では、ちょっとした反応が気になってしまいます。

 

この記事では、なぜ嫌われるのが怖いと感じるのかを論理的に整理した上で、心理学でいう「拒絶感受性(Rejection Sensitivity)」を分かりやすく解説し、明日からすぐ使える対処法をお伝えします。

 

目次

1.人から嫌われるのが怖いと感じる理由:それは「脳の仕様」と「環境」が関係している

まず前提として、職場の人間関係は“ただの友達関係”とは違います。

仕事の評価、居心地、働きやすさ、ひどい場合は収入や立場にまで影響する。だからこそ、私たちは無意識に「ここで嫌われたら困る」という警戒モードに入りやすいのです。

 

さらに、人はそもそも“所属”を失うことに強いストレスを感じます。

昔から人間は集団の中で生き延びてきたので、拒絶や孤立は「危険」と結びつきやすい。つまり、嫌われるのが怖いのは、気持ちの問題というより生存戦略として自然な事なのです。

 

そしてもうひとつ大きいのが、過去の経験です。

以前、否定された、無視された、責められた、仲間外れにされた。そんな体験があると、脳は同じ体験をしないように学習します。

こうして“顔色を伺うクセ”が出来上がっていく。

あなたが気にしすぎなのではなく、脳があなたを守ろうとしている。ここを理解するだけでも、少し自分に優しくなれます。

 

2.拒絶感受性とは?心理学的に言うと何が起きているのか

心理学では、拒絶されるかもしれない場面に過敏になり、曖昧なサインを“拒絶”として受け取りやすくなる傾向を 拒絶感受性(Rejection Sensitivity) と呼びます。

 

ポイントは、「実際に拒絶されたかどうか」ではなく、拒絶される可能性を強く感じてしまうところです。

その結果、相手の反応が少し曖昧なだけで、不安が一気に大きくなります。

 

たとえば職場なら、こういう場面が起こります。

 

 

上司の返事が短い:「怒ってる?嫌われた?」
同僚が素っ気ない:「自分、何かしたかな…」
会議で反応が薄い:「評価されてない。浮いてるかも」

 

このとき、本人の中では次の流れが起きています。

 

きっかけ(曖昧な態度)

→ 解釈(拒絶されたに違いない)

→ 感情(不安・恐怖)

→ 行動(謝りすぎる/媚びる/過剰に頑張る/逆に避ける)

→ 結果(疲れる・自己否定が強まる)

→ 次からもっと敏感になる

 


ここで厄介なのが、「解釈」が事実のように感じられること。

心理学では、これに近い現象として ネガティビティ・バイアス(悪い情報を重く捉える傾向) や、思い込みを強める 確証バイアス(嫌われてる証拠ばかり集める)などが関係すると考えられています。

 

つまり拒絶感受性は、気合いで消すものではなく、認知(ものの捉え方)と反応のパターンが絡んだ“仕組み”なのです。

中々難しい…

 

3.拒絶感受性への再現性のある対処法

拒絶感受性をゼロにする必要はありません。

大事なのは自分を見失わないこと

ここから紹介するのは、感情論ではなく“手順”として使える方法です。

明日からでも使える方法ですので、ぜひ職場で試してみてください。

 

① まず「事実」と「解釈」を分ける

いつもと違うなと感じた時、まずは事実と解釈を切り分けるようにしましょう。

解釈はあなたの主観ですから、否定をする必要はありません。

 

事実:上司の返信が短い
解釈:嫌われた、怒っている

 

そして次に、いくつか可能性を抽出します。

例えば

 

忙しくて短文になった
返信スタイルが元々短い
体調が悪い

別件で考え事をしている

 

解釈を信じきってしまうと原因部分が自分にあるのではないかと、疑ってしまい自己否定に陥ります。

しかし、事実の原因を"相手側"にもあるかもしれないという視点でみてあげると、脳が「拒絶だけが答えじゃない」と学習し始めます。

 

 

 

②反応を“遅らせる”

拒絶感受性の人がやりがちなのは、焦ってすぐに行動してしまうこと。

すぐ謝る、すぐ追加の仕事を抱える、すぐ媚びる。これはあなたの不安を一瞬で消せるからです。

しかひそれを繰り返すと、脳はこう学習します。

 

不安が出たら「合わせる」ことでしか落ち着けない

 

結局、合わせる事で丸く収まると考えてしまうのです。

しかし、そんな事を続けているうちに、いつかあなた自身がもたなくなります。

だから、まずは反応をあえて遅らせます

職場で使える一言はこれ。

 

「確認して折り返します」
「一旦整理してから共有します」
「少し持ち帰ります」

 

 

これだけで、衝動の連鎖が止まりやすくなります。

"一つ間を開けてみる"

こうする事で落ち着いて考えてから行動ができるようになりますし、それがあなた自身を守ることにも繋がります。

 

 

③ “重い確認”ではなく“軽い確認”をする

不安になったときに「私、何かしましたか?」と聞くのは重いですし、実際に聞かれたら戸惑ってしまいます。

それでは相手も構えてしまいますし、あなたもダメージを受けやすいです。

 


代わりに、確認は業務に寄せます。

 

「方向性、合ってますか?」
「優先度って高めですか?」
「この認識で進めて大丈夫ですか?」

 

顔色を読むより、こういう“小さな確認”をする方が確実性があり、自分自身が傷つかないことにも繋がります。

 

 

 

④ 境界線(バウンダリー)で“過剰適応”を止める

拒絶感受性の怖さは、「好かれるために背負いすぎる」ことです。

そこで必要になるのがバウンダリー(境界線)

前回のブログでも紹介させていただきましたが、簡単にいうと自分の許容量を守るルールです。

 


即答しない
残業や引き受ける量に上限を作る
条件付きOK:「30分だけならできます」
返信のルールを決める(常に即レスしない)

 

など、相手側に対して境界線を引くことであなた自身のキャパシティを保つことができます。

そして境界線は冷たさではありません。

あなたの優しさを長持ちさせるための仕組みです。

 

 

 

⑤反省会を終わらせるルールを作る

拒絶感受性が強い人ほど、帰宅後に“頭の中の反省会”が始まります。

でも反省会は長引くほど、自己否定が増えて次の日以降に影響してしまいます。

 

そこでそんな人におすすめする方法が、反省を「3分だけ」にすること。

 

まずは自分自身の反省点を振り返ります。その上で

改善点を1つ書く
できた点を1つ書く

この反省会は長引かせれば長引かせるほど自己否定に陥りがちになってしまうの短時間で完結させます。

ここで大事なことがダメだった事だけに目を向けるのではなく、自分の伸び代にも目を向ける事。

そうすることで「反省=自分を責める」から「反省=改善」へと変わっていきます。

 

4.まとめ

今回は職場などの人間関係で多くの人が感じやすい拒絶感受性に関して書かせていただきました。

人から嫌われるのが怖いのはあなたが弱いからではありません。

職場という環境、脳の仕様、過去の経験が重なる

と、拒絶を敏感に感じるのは自然です。

だからこそ大切なのが繊細な自分を責めすぎないこと

色んな方法、可能性を模索していくことで人の顔色に振り回される時間が少しずつ減っていきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他人に合わせる必要はない〜人間関係における境界線の引き方〜

「頼まれると断れない」

「相手の期待に応えたい気持ちが先に出る」

「その場はうまく回るけど、家に帰った瞬間にどっと疲れる」

 

もしこれに心当たりがあるなら、あなたは“性格が弱い”わけでも、“気が小さい”わけでもない。むしろ、人を大事にできる力がある人です。

 

ただ、その優しさが “他人の期待に合わせるクセ”

いう形で固定化してしまうと、気づかないうちに自分の時間・体力・心が削れていきます。

 

今回の記事では、まず「なぜ期待に合わせてしまうのか」を整理して、次に「境界線(バウンダリー)」という対処法で、他人の期待に合わせてしまう癖からどのように対処すればいいかを解説していきます。

 

目次

1. そもそも「他人の期待に合わせる」とは何か

「他人の期待に合わせる」というのは簡単に言うと “自分の希望より、相手が望んでいそうなことを優先する行動パターン” のことを言います。

これが一回だけなら「気遣い」で済みます。

しかし、これが習慣になると、心のどこかでこのように感じてしまいます。

 

「断りたいのに断れない」
「迷ったら相手に合わせる」
「自分が何をしたいか分からなくなる」
「本音を飲み込むのが当たり前になる」

 

そして一番やっかいな事が、他人を優先する行動パターンが外から見ると“ちゃんとしている人”に見えてしまう事。

だから周りはあなたを頼りやすいし、あなた自身も「私はこういう役目だから」と受け入れてしまうようになってしまいます。

 

2. 特徴:他人の期待に合わせてしまう人の共通点

①心理的な特徴

期待に合わせてしまう人の多くは、心の奥底に 「嫌われたくない」 という思いが強くあります。

しかし、これは決して悪い事ではありません。

ここで大事なのは、これが“弱さ”ではなく、人間として自然な反応だという事。

人は拒絶や対立を、脳が危険として認識しています。

 

もう一つ多いのが、自己価値が 役に立つこと」 に寄っているパターン。

「頼られる自分=価値がある」

「誰かの役に立つ自分=安心できる」

この感覚が強い人ほど、“断る”が単なる選択ではなく、存在価値を揺らす行為に感じてしまいます。

 

そして、対立を避けるクセ。

揉めたくない、空気を壊したくない、気まずい沈黙が怖い。

だから自分が折れれば早い、という結論にすぐ飛びついてしまいます。

 

②思考のクセ

期待に合わせてしまう人の頭の中には、よくある“自分ルール”があります。

たとえば

「断ったら嫌われる」

「断ったら冷たい人だと思われる」

「私がやらないと迷惑がかかる」

 


これ、冷静に考えると必ずしも正しいとは言えません。しかし、瞬間的には“真実”のように感じてしまうのです。

さらに「相手はこう思うはず」と予測してしまう“読心”も入りやすい。実際に相手がどう思うか確かめてもいないのに、最悪を想定して自分が動いてしまう。

 

こうした思考が積み重なると、「断る」=「人間関係の破壊」みたいに見えてしまって、断りづらさを助長してしまいます。

 

 

③行動の特徴

行動面で多いのは、まず 即答

考える前に「いいよ」と言ってしまう。これがクセになると、自分の都合を確認する時間がゼロになります。

 

次に 余計な説明をしてしまうこと。

断る理由に根拠は必要ですが、他人に合わせやすい人は断ることに罪悪感を感じやすく、長い理由をつけて納得してもらおうとします。

でも説明が長いほど、相手は交渉できると思ってしまい、さらに断りづらくなります。

 

 

3.他人に合わせすぎるとどうなってしまうか

他人に合わせすぎると、短期的には波風が立たず評価も得られます。

しかし長期的には自分の時間と体力が奪われ、本音が分からなくなり、ストレスが怒りや無気力として溜まりやすくなります。

そして最終的に人間関係ごと限界を迎えやすくなります。

 

4.自分を守るための"境界線"(バウンダリー)とは

そこで、自分自身を守るためにも対人関係で一線引かないといけないのが境界線。心理学ではバウンダリーとも呼ばれます。

境界線(バウンダリー)っていうと、なんだか冷たく聞こえるかもしれません。

でも実際はその逆で、境界線は 「自分を守りながら、相手も尊重するための線引き」 です。

 

例えば「いつでも手伝う」ではなく、

「〇時以降は返信しない」

「この仕事はここまでならできる」

「今週は余裕がないから来週なら

こういう“ルール”を自分の中に持つこと。

 

境界線がないと、優しさが自己犠牲に変わります。

逆に境界線があると、優しさが長持ちします。

だから境界線は、人を遠ざける壁じゃなくて、関係を続けるための必要なガイドラインなのです。

 

5.中々境界線が作れない理由

ただ、境界線を引くという事は口では言えども簡単にできることではありません。

この境界線を作れない一番の理由として、断ることに対して “罪悪感”が強すぎる ことにあります。

 

この罪悪感は “普段しない事をしてしまった時に起こる感情” でもあります。

深夜に食べるジャンクフードになぜ罪悪感を抱くか、それは一般的にジャンクフードを深夜に食べるという習慣がないからです。

つまり、普段しない事=人に対して境界線を引くという事はなんだか悪い事をしているかのように感じてしまいやすいのです。

 

そこに加えて、過去に「断ったら嫌味を言われた」「機嫌を悪くされた」などの経験があると、脳は学習します。

断る=危険”であると。

だから、体が自動的に避けようとする。これは根性論で壊せません。徐々に小さく安全に慣らしていくのがコツです。

 

6.境界線の作り方、手順

それではこの境界線、どのように作っていけばいいかという実践について5つのStepで解説していきます。

 

Step1:自分の余力(時間・体力・お金)を把握する

境界線は“気合い”では作れません。

まずは現実の余力を知るところから始めることが大切で。

 

たとえば、今日の体力が10点満点で何点か。

今週の予定は詰まっているか。

など、これを把握せずに「頑張っていい人をやめよう」とすると、結局また無理をします。

 

境界線とは、理想論ではなく“管理”です。

自分の余力が足りない日は、境界線を厚くする。それだけでも大丈夫です。

 

 

Step2:「OK/NG/条件付き」を仕分ける

頼まれた事を問答無用に断る必要はないです。

あくまで自分の余力がある場合は頼み事を引き受けます。

引き受ける上でのおすすめは、頼まれごとをこの3つに分けることです。

 

OK:喜んでできる
NG:やると自分が崩れる
条件付き:範囲・頻度・時間を決めればできる

 

特にこの“条件付き”が使えるようになると一気に楽になります。例えば

「30分だけでしたら時間があるのでお手伝いできます」

「今週は無理ですが、来週であれば手伝えます」

この言い方は、自分自身の余力を保ちつつも、相手も必要以上に傷つけません。

これが前回のブログでも紹介した優しさの正体です。

 

 

Step3:伝え方を決める(短く・丁寧に・繰り返せる)

前提として断るときに長く説明すると、相手の頭の中ではこう変換されやすいです。

「説明=交渉材料」
「じゃあそこはこうすれば?」「それなら〇〇ならできるよね?」って“調整ゲーム”が始まってしまいます。

 

一方で、短く伝えるとこうなります。

「結論=ルール」
結論のみを伝えると「この人はここまでなんだな」と受け取られて、交渉になりづらくなります。

境界線って、“相手を納得させるプレゼン”じゃなくて、自分の取扱ルールを提示することなのです。

 

断る理由を長ったらしく説明して正当化しない。ここが一番大事です。

 

 

 

Step4:相手の反応に備える(押されても崩れない

境界線を引くと、相手が不機嫌になることもあります。

でも、それはあなたが悪いのではなく、相手が“今までの便利さ”を失っただけの可能性が高い。

要は、あなたを都合よく利用していたに過ぎないのです。

 

ここで有効なのが、“同じセリフを繰り返す”技術です。

「すみません、今回は難しいです」

 

これがなぜ有効なのかというと、断る際に理由をたくさん説明してしまうと相手はその理由の"穴"をついてきます。よってあなたの説明が相手からすると交渉の材料になりかねないのです。

しかし、これを短い断り文句で一貫させると、相手は押しても変わらない=引くしかないと諦めがつくため、とても有効性が発揮されます。

つまり、境界線というのはあなたの"ブレなさ"を伝える手段にもなります。

 

Step5:小さく実験して成功体験を積む

最後に大事なのが、いきなり大きな断りをしないことです。

まずは小さなことから積み重ねていきましょう。

 

・即答をやめる:「一回確認して返しますね」
・小さいお願いを一つだけ断る
・頼み事を条件付きで受ける

 

一度に全てではなく、自分の中で出来ることからコツコツ小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

この“成功体験”が、脳に「断っても大丈夫だった」と覚えさせます。

実は境界線を引けるかどうかは、勇気よりも習慣化させることが大切となっています。

 

7.よくある失敗と対処

境界線を作り始めた人がつまずきやすい点と対処法についてまとめました。

ざっとあげると

 

・急に強く言いすぎてしまう → 丁寧さは残す(短く丁寧に)
・罪悪感で撤回してしまう → 撤回しない(撤回は学習を逆戻りさせる)
・説明が長くて説得ゲームになる → 理由は一文まで
・相手が不機嫌で心が折れる → 相手の感情は相手の責任

 

境界線って、最初はぎこちないものです。

しかし「ぎこちない=失敗」ではなく、「慣れていないだけ」と捉えるようにしましょう。

 

8.まとめ

今回の記事では人間関係においての境界線の引き方について書かせていただきましたり

他人の期待に合わせてしまう人は、基本的に優しい人です。

しかし、優しさを自分の余力を無視して使い続けると、いつか必ず枯れ果ててしまいます。

 

境界線は、人を遠ざけるためではなく、あなたの優しさを“長持ちさせる”ための線引きです。

 

今日の一歩としては、まずこれだけでOK。

「即答しない」

「ちょっと確認してから返すね」

これが言えるだけで、かなり変わります。

まずは小さな事からでも少しずつ実践していきましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

いい人でいることをやめよう!

職場や友人などの人間関係の中で、ついつい気にしてしまう周りからの評価。

中にはそんな事を気にしない人もいると思いますが、大体の人はきっと、よく思われたいはず。

"よく思われたい"と思ってしまうと"いい人"になろうと自分を取り繕ろうとしてしまいます。

 

ついつい何か頼まれると断れなかったり、自分より相手を優先してしまったり。

それは"いい人"でないと嫌わてしまうと心のどこかで思い込んでいるから。

 

これ実は優しさというより"自己犠牲の癖"になっている可能性があります。

"いい人""優しい人"というのは同じように見えて実は違います。

いい人も優しい人も一見すると「感じがいい」「気がきく」「相手想い」に見えますよね。

 

しかし、本人の内側で起きている事は全く違います!

今回はいい人、優しい人の違いを心理学の観点から解説し、"いい人"から脱却するためのプロセスをお伝えしていきます。

 

 

目次

1.「いい人」と「優しい人」の違い

いい人、優しい人、同じ「優しさ」を振りかざしているように見えますが、疲れ方が全然違います。

 

・いい人

相手を大事にしているようで、実は「嫌われたくない」「空気を壊したくない」という不安に背中を押されていることが多いです。

その場は穏やかに収まるけど、家に帰った瞬間にどっと疲れる。布団の中で「本当は嫌だったな…」と静かに反省会が始まることもあります。

気疲れがしやすいのも特徴の一つと言えます。

 

・優しい人
一方で優しい人は、相手の気持ちをちゃんと見ながらも、同じくらい自分の状態も把握しています。

だから、手を差し伸べるときも「今の自分にできる範囲」を選べます。

その結果として、自分が壊れないので優しさが継続されていきます。

 

いい人は自分のことより相手軸でサポートしますが

優しい人は自分軸で考え、できる範囲でサポートします。

 

・いい人の弊害

本当は断りたいのに、相手の期待を想像した瞬間に口が先に「いいよ」って言ってしまう。

断ったら悪い人になる気がして、断る行為そのものが“罪”みたいに感じる。

 

そして、我慢が続くと別の形で出ます。

不機嫌になる、体が重くなる、急に距離を取りたくなる、もしくはある日限界が来て爆発する。

「優しい性格のはずなのに、なんでこんなにイライラするんだろう」って自分を責めてしまう人も多い。

 

でもそれは性格が悪いわけではありません。単純に、"自分の容量を超えた親切"を続けているだけです。

 

優しい人には自分の価値観に軸があります。

たとえば「今は無理」と断るときも、相手を突き放すというより、

"自分を守りながら相手も尊重する言い方"を選べます。

 

だから優しい人の親切は、燃え尽きないのです。

自分を犠牲にしていないから、次もまた笑って助けられる。

この差が、長い目で見たときに人間関係の安定感を作ります。

 

 

2.なぜ"いい人"をやめられないのか

 

①嫌われる恐怖は脳にとって「危険」に近い

人の頼み事を断るって、ただの言葉のやり取りのはずなのに、心臓が少し早くなる。

変な汗が出たり、喉が詰まったりする。

それは「気のせい」じゃなくて、人が社会の中で生きる上で、拒絶=危険として扱ってきた歴史の名残みたいなものです。

 

だから、断れない自分を責める必要はありません。

私達は拒絶=危険という刷り込みをされているので、断れないというのは社会が生み出した弊害とまでは言わなくても、しょうがないことなのです。

 

②「いい人キャラ」が自分の居場所となっている

「いい人でいると愛される」

「いい人でいると価値がある」

もし無意識にそう結びついていると、いい人をやめる=居場所を失う感覚になります。

 

だから急に変われないのです。

これは意思の弱さじゃなくて、自己イメージの防衛が働いている状態です。

 

この自己イメージの防衛、もっとわかりやすく説明すると、自分を守るためにいつものキャラに戻そうとする反応のことをいいます。

 

例えばずっと「いい人」として生きてきた人は、そのキャラが“安全地帯”となっています。

だから、いざ人からの頼みを断ろうとすると…

 

「断ったら自分じゃなくなる気がする」
「冷たい人って思われるかも」
「関係が壊れたらどうしよう」

 

という不安が出て、全て引き受けてしまいます。

これが「自分=いい人」というイメージを"防衛"していることになります。

いい人でいる事が自分の存在意義であると誤認識しやすいのです。

 

③その場を丸くすると短期的に楽

「合わせれば揉めない」

「空気が悪くならない」

「相手も機嫌がいい」

この"現状の平和"が強力すぎて、未来の自分の疲れを後回しにしてしまう。

 

でも、その平和は「分割払い」なんですよね。

後で必ずそのツケが回ることになって気疲れを起こします。

 

それでは、いい人を辞めるためにはどのようなプロセスが必要でしょうか?

 

3."いい人"をやめる方法

①優先順位の言語化

いい人状態って、「自分が今どれくらい余裕あるか」が見えなくなります。

だから、まずは"自分の状態を言葉にする"ことが効果的です。

 

たとえば、

「今日は睡眠が足りなくて体力が低下気味」

「今週は仕事が詰まってる」

など、自分のことをはっきりと把握するだけで、人からの頼み事に対して、できるorできないが明確化されます。

自分の体が最優先なので、できなかったとしても断る罪悪感が少しだけ薄くなります。

 

断ることは冷たさではありません。

自己の体力管理です!

 

②断り方をテンプレ化して反射の「いいよ」を止める

いい人は、その場の空気感で返事をしてしまいがちです。

だから、あらかじめ言い回しを決めておくと効果的です。

 

「今は難しい、ごめん。○日ならできるよ」

「手伝いたい気持ちはあるけど、今回は無理」

「それは私じゃなくて○○に確認してみて」

 

大事なのは、説明を増やしすぎないこと。

説明が長いと、相手が"交渉モード"に入ってしまって、結局また自分が折れやすい状況に陥ってしまいます。

 


短略的に、でも丁寧に断る。

これが1番、相手を諦めさせるの効果的な方法です。

 

③罪悪感は「悪」ではなく「練習の証拠」

断った後ってモヤモヤしがちですよね。

「冷たかったかな」「嫌われたかな」って考えてしまいます。

でもその罪悪感は、あなたが"人を大事にできる人"っていう証拠でもあります。

 

だから、罪悪感が出たらこう言い換えましょう。

「今、境界線を引く練習をしてる」

「優しさの形を変えてる途中」

このように考え方を変えるだけで、罪悪感は成長痛へと変わっていきます。

 

④「助ける」から「支える」へ切り替える

いい人は、相手の負担を全部背負いがちです。

優しい人は、相手が自分で立てるように支えることができます。

 

「全部やるよ」じゃなくて、

「ここまでは手伝える。残りはあなたがやってみよう」

仕事などでも全部引き受けてしまうと、相手は「やってくれる人なんだ」とあなたに依存してしまいます。

しかし、お願い事にも線引きをすることによって適度な距離感が保つことができます。

この距離感が、自分・相手のためとなり依存を作らないことに繋がります。 

 

⑤魔法の問い「それ5回続いてもOK?」

頼まれごとを引き受ける前に、心の中で一回だけ聞いてみてください。

 

「これ、5回続いても大丈夫?」

 

一回なら頑張れても、習慣になったら破綻することって多いです。

あくまで自分のキャパシティの範囲内で引き受けましょう。

この問いは、短期的な“いい顔”より、長期的な“自分の人生”を守ってくれます。

 

4.最後に

今回の記事で伝えたい事は

いい人をやめる=わがままではない

 

「いい人をやめる」って聞くと、冷たくなることみたいに思えるけど違います。

本当は、自分にも同じだけ優しくなるということなのです。

 

他人を大事にする力がある人ほど、その力を“自己犠牲”に変換しないでください。

自己犠牲はいつか自分の身を滅ぼします。

 

優しさは、続いてこそ自分・相手にとって価値のあるものとなります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

新NISA、毎月いくら積み立てればいいの?

今回の記事は投資を始めた人がよく疑問に思う、「毎月いくら積み立てればいい?」という疑問について解説していこうと思います。

 

結論から言うと明確な額というのはありません。

なぜなら、その人の収入や余剰資金によって配分は変わるからです。

それよりも"無理なく続く金額"を最優先にした資金配分が大切です。

前提として1番大切にしないといけない資金は生活防衛資金だと私は思うのですが、ここは後ほど詳しく説明していきます。

 

とにかく積み立て投資は"長期×コツコツ"がセオリーです!

投資の世界は継続した人が勝つゲームのようなものですので、資金配分は無理のない範囲で行っていきましょう。

 

そこを踏まえた上で、今回の記事では初心者の方でも迷わないように積立額の決め方を3ステップで解説していきます。

 

目次

1.新NISAっていくらまで積み立てられる?

そもそも新NISAはいくらまで積み立てられるのか?

以前のブログでも説明した内容ですが、改めておさらいとなります。

新NISAには「つみたて投資枠」「成長当投資枠」が設けられており、合計で年間360万円まで投資できることが特徴となっています。

 

・つみたて投資枠→年120万円(月10万円まで)

・成長投資枠→年240万円(使い方次第) 

 

ここでの重要ポイントは年間360万投資しましょう!ではなく、年間360万円というのは"投資ができる最大枠"であるということ。

ですので、使い切らなくてもペナルティはありません。

「上限までやらないと損」ではなく「無理なく続けた人が得」をしますので、無理のない範囲で投資は行いましょう。

 

そして毎年の限度額とは別に、生涯トータルの上限もあります。

非課税で保有できる総額は1800万円。

そのうち成長投資枠の上限は1200万円となっています。

つみたて投資枠については限度額が600万円ではなく1800万円まで使うことが可能でして、成長枠を使わなければ全部積み立てることもOKです!

 

 

2.毎月いくらにする?失敗しない決め方3step

Step1:生活防衛資金を確保する

冒頭でも触れましたが、投資は"余剰資金"で行うのが鉄則です。

投資には値動きがあります。「お金が必要になった時」に手元にお金がないと…

・下がっているタイミングで売却しないといけない

・「安売り」になりやすい

などのいわゆる早期退場を招きかねません。

この事故を防ぐためにあるのが生活防衛資金です。

 

この生活防衛資金にも目安がありまして、どのくらい確保しておくといいかというと

・生活費の3〜6ヶ月分

例)毎月の生活費が18万円の人

3ヶ月分→54万円   6ヶ月分→108万円

この金額が生活防衛資金です。

このくらいの金額を"現金"でキープしておくと投資が安定します。

 

逆に実家暮らしの方は生活費にそこまでお金がかからないとおもいますので余力を持って始められると思います。

一人暮らしの方は早期退場をしないためにも多少の余裕がある状態で投資は始めましょう。

 

 

Step2:積立は「手取り何%」で決める

結局、「毎月いくら積み立てればいいか分からない」という方は大まかな目安として「手取り額の何%」という風に決めておくと投資が安定します。

 

例)手取り20万円の場合

・手取りの5%→月1万円 (安全)

・手取りの10%→月2万円 (王道)

・手取りの15〜20%→月3〜4万円 (慣れてきたら)

このようにあらかじめ自分の中でルールを定めて投資をしていきます。

まずは5%〜10%で自動積立にして、慣れたら増額させていきましょう!

 

ちなみに生活防衛資金は貯金とは全くの別物です。

貯金は将来的にまとまったお金を使うために貯めておくものです。

対して生活防衛資金は病気や失業などの予期せぬ出来事が起こった際の出費や生活費を確保するものですので、貯金とは別で管理をしましょう。

 

Step3:目標から逆算して“必要額"も見ておく

「なんとなく」だけだと、続ける理由が弱くなるので、目標から逆算して"納得感"を作ります。 

 


ここでは初心者の方向けに、細かい数式なしでざっくり目安を出します。

 

例)長期×積立×分散の想定

月1万円 × 20年 → だいたい300〜400万円くらい
月3万円 × 20年 → だいたい900〜1200万円くらい
月5万円 × 20年 → だいたい1500〜2000万円くらい

 

※運用成績で上下はありますが、「積み立て額のスケール感」を掴むには十分です。

 

3.初心者におすすめの"現実的な型"

以上の3stepも踏まえた上で投資を始めてからの最初の一年はこの型でOKです。

①月1万円で開始(つみたて投資枠)

初心者の方は「損をしたくない」という感情が強いです。最初から金額が大きいと損をした時のメンタルダメージが大きいため、まずは少額から始めましょう。

つみたて投資枠は自動積立のため、まずはつみたて投資枠から積み立てを行いましょう。

 

②慣れてきたら月2〜3万円へ増額

資産1万円ですと、「資産が増えている実感」が出るのに時間がかかります。

ですが月2〜3万円へ増額すると、積立元本が増える分、成長が実感できるようになります。

こうした成功体験をコツコツと積み上げていくことが投資家としての自信にもなります。

 

③ボーナスや余裕のある月だけ追加

ここは成長投資枠を使い、手動で追加投資を行いましょう!

毎月→つみたて枠で自動的に積立(守り)

余裕月→追加でいれる(攻め)

 

このように攻守のバランスをうまく使い分けると家計が安定して積立も止まりにくくなります。

 

 

この型がオススメな理由

・少額でも「値動きに慣れる」=経験値となる

投資って、最初は評価額がマイナスになるだけで怖いものです。

ですが慣れてくると「あ、よくあることね」という風に流せるようになります。

 

怖い→売るが一番損なので、まずは少額で「下がる経験」を安全に経験しておくことが大事です。

そう、投資も人生と同じで"負けた経験"が今後の財産となります。

 

・生活へのダメージが少ない 

投資の勝ちパターンは超シンプルで、積立を止めないこと。

月1万円なら生活への圧が小さく、途中で折れにくくいです。

 

・いつでも増額ができる

最初から高額で走るより、小さく始めて、後から太くする方が成功率が高い。

これは多くの投資家の方々が本やYouTubeでも同じようなことを言っています。

即ち投資において継続=最強ということです。

 

4.初心者にやりがちな注意点 

ここでは初心者がよくやりがちな落とし穴について解説していきます。

 

①いきなり月上限額まで積立

言うまでもなく生活を圧迫させてしまうので絶対に辞めましょう。笑

 

②暴落が怖くて止める

気持ちは分からなくはないですが、すぐに積み立てを止めてしまうと積み立ての武器が消えてしまいます。

積み立ての武器というのは安い時にたくさん買えることであり、これを暴落で止めてしまうと…

・安い時に買えない
・高い時だけ買ってしまい、平均単価が上がる
・結果、回復しても増えにくい

 

など結果としてマイナスになってしまいます。

分かりやすく具体例で説明すると

例)毎月3万円積立していた人が、相場が下がった時だけ止めたケース

平常時(高い):買う
暴落時(安い):怖くて止める
→ やっていることが「高値づかみ+安値で買わない」になりがち。

 

長期投資はマイナス局面があるのが普通です。

そこで止めてしまうと積み立ての強みを自分で捨てることになってしまいます。

 

生活防衛資金ゼロの状態で投資

必要なのは現金なのに、現金がないと…

・相場が下がってる時でも投資を売る
・つまり「安値で売る」を強制される
・しかも売った後に相場が回復したら、利益を取り逃す

わかりやすく具体例で説明すると

例)100万円で購入した銘柄が相場下落で80万円に。それとはまた別のタイミングで車の車検、修理で15万円が必要な場合

→ 80万円から15万円売る
→ 損してる状態で損を確定させやすい

 

もっと噛み砕いて説明すると、生活防衛資金があれば車検、修理費用は生活防衛資金から出費をすればどうにかなります。

しかし生活防衛資金がない状態で不測の事態に陥った時。

手元に車検、修理費用の資金がないため投資の資金でどうにかするしかないということです。

即ち、保有している銘柄を強制的に売却しないといけないので100万円→80万円の損をしている状態で損を確定させないといけません。

 

これは投資スキル以前に資金操りの事故と言えますので、生活防衛資金は必ず確保しましょう!

 

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は毎月いくら積み立てればいい?というテーマで記事を書きましたが、今回の記事をまとめると

 

・最初は手取りの5〜10%(月1〜3万円が多い)
・防衛資金ができたら少しずつ増額
・上限は目標じゃなく“最大値”。使い切らなくてOK

 

あくまで無理のない範囲で"継続"をしていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

投資実践編"最強の組み合わせ"

前回の記事では若い世代に向けたおすすめ投資3選について解説しました。

今回は詰まるところ「結局、1番固い資産形成は何?」というテーマで解説をしていきたいと思います!

 

まず結論から言いますと

「新NISA+インデックス投資の組み合わせが1番底堅いと思います。

 

新NISAとインデックス投資は制度設計や投資理論がきれいに噛み合った組み合わせとなっています。

派手さはないですが、堅実にコツコツと積み上げていく資産形成において、とても強いタイプとなっています。

 

今回はこの組合せが"なぜ強いのか"を仕組み・理屈・実務の3点からお伝えします。

 

目次

1.新NISAの骨格

まず始めに新NISAについてなのですが、新NISAの骨格はいたってシンプルで投資家にとって重要なのは次の3点。

・年間投資枠:最大360万円

年間投資枠とは年間の投資可能上限金額を指し、360万円の内訳として、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円となっています。

 

・生涯の非課税保有限度額

生涯を通じての非課税保有限度額は1800万円が上限金額となっています。

※成長投資枠は1200万

ここの最大のメリットはやはり"非課税"であるということ。しかも無期限で!

 

通常の個別株投資の場合、売却時の利益や配当に20%の税金が掛かるのですが、新NISAに至っては非課税期間が無期限ですので元本がどれだけ膨らんだとしても税金が掛かる事はありません。

ですので、長期に渡って複利がどんどん膨らんでいく複利効果を活かして運用することができます。

 

・売却した枠が薄価(取得金額)で翌年以降復活し、再利用できる

ちょっと難しいかもしれませんね。

これはどういことかというと、

 

例えばA社株を100万円で購入したとします。この時、株を購入した価格100万円が薄価となります。

その後、A社の株価が120万円まで上昇したので売却をするとします。その場合利益は20万円ですね。

 

で、その後!売却をしたA社株の購入枠が翌年以降になると復活します。

この場合、また最初にA社株を購入した金額=薄価100万円で再購入ができるというわけです。

 

 

このように新NISAの「恒久化+大きい枠+再利用」

インデックス投資長期保有・積立・リバランス

と相性のいい組み合わせとなっています。

 

2.インデックス投資が合理的な"投資理論"の背景

次にインデックス投資!ほんと一言で言うならば“無難"

です。

と、言うのもインデックス投資の投資理論がそれを物語っています。次の3点で解説していきます。

 

・「勝ちやすい」より「負けにくい」

わかりやすく収益を点数に置き換えて説明します。

 

アクティブ投資はコストを掛けて市場の「高得点」を狙いに行く投資方法なのに対し、インデックス投資は適度に分散してコストを抑えて市場の「平均点」をとりにいく手法です。

 

このコストというのは手数料のようなもので、アクティブ投資の場合、インデックス投資よりも圧倒的に手数料が高い仕組みになっています。

 

そして1番重要なポイントが

"高得点を狙うアクティブ投資でも平均以下の点数を取る投資家もいるという事実"

 

その結果、アクティブ投資の成績合計は市場平均と同じになりやすいのです。

 

結局の所、高得点を狙いにいくアクティブ投資家の中には、点数を取れない投資家もいるので、平均点を狙いにいくインデックス投資と成績は変わらないということです。

 

さらにそこに取引手数料が掛かるとなると、アクティブ投資はインデックス投資よりもコストが掛かりますので、市場の平均を下回りやすいと言えます。

 

これがインデックス投資はアクティブ投資よりも"負けにくい"仕組みとなっています。

 

3.「つみたて投資枠」の設計がインデックス向けな理由

新NISAで設けられている"つみたて投資枠"金融庁の役信やETF(上場投資信託)が対象で、低コストよりの商品が中心となってます。

ETFは、市場全体の動きに合わせた投資を低コストかつ、手軽に行いたい投資家に向いてます!

 

つまり制度自体が、初心者でもやりがちな「高コスト・複雑・毎月分配」などの地雷を踏みにくい構造となっています。

 

 

4.実務での"勝ち筋"3ステップ

ステップ1:資産配分を先に決める

銘柄より先に"株式、債券、現金(生活防衛資金)"の比率が重要です。

というのも、インデックス投資では「何を買ったか」より「どう配分したか」で決まるからです。

 

これをもう少し噛み砕いて説明すると、あなたの資金を3つの箱に分けるとします。

①株式

増やす主役

②債券

値動きを小さくして、暴落時のダメージを弱める役

③現金(生活防衛資金)

急な出費や失業でも生活が崩れないためのお金

 

この3つの割合が最終的な「増え方」「メンタル」を決めます。

 

配分はどう決める?という問いに対しては

現金を最優先にしましょう!

ある程度現金が確保できたら残りは株と債券に割り振るのが理想です。

長期で増やしたいなら株は多め、途中で怖くなって売ってしまいそうなら株は少なめに配分するといいでしょう。

 

銘柄を選ぶ以前に、こうした土台作りが大切となっています。

 

ステップ2:つみたて投資枠で"自動化"

投資をやる上での最大の敵は、市場ではなく"自分の感情"です。

マイナスを取り返そうと根拠のない売買をすると、更なる損失を招きます。

毎月定額で、自動的に積み上げることで、感情に任せたトレードをすることがなくリスク管理をすることができます。

 

ステップ3:成長投資枠は"追加投資、リバランス"へ

普段は"つみたて投資枠"で自動積立を行い、必要な時(ボーナス、暴落、配分調整)だけ“成長投資枠"で手動で調整を行います。

分かりやすく例えると…

つみたて投資枠→自動運転

成長投資枠→手動運転、アクセル/ハンドル

 

毎月つみたて枠でコツコツと積み立て、ボーナスが入った時などの「ここぞ!」という場面では成長投資枠で一括・追加購入をするという流れがスタンダードとなっています。

 

成長投資枠の主な使い方としては次の3つがあげられます。

①ボーナスなど臨時収入で追加投資する

②暴落時に買い増す

③配分がずれたら戻す(リバランス)

 

 

5.注意点

次に新NISAを使用する上での注意点を2つほどあげます。

①NISAでの損失は税金の計算に使えない

前提として課税口座(普通口座)では、投資の利益に税金がかかります。

しかし同じ年で利益と損失が混在する時、税金はこのように計算されます。

 

口座Aで +10万円(利益)
口座Bで −10万円(損)

→ 合計は 0円

→ 税金も0円(利益と損を相殺できる)

 

これを 損益通算 といいます。

さらに損が大きくて相殺しきれない場合、翌年以降に損を持ち越して税金を減らせる制度もあります。

 

 

しかし、これがNISAの場合、損益通算はできません。

それはなぜかというと、NISAは利益が非課税だからです。

利益に税金がかからないのはNISAの最大の特徴ではあるのですが、非課税であるが故に税金計算の土俵に乗ることはできません。

 

例:NISA+課税口座が混在ケース

NISAで −10万円(損)
課税口座で +10万円(利益)

課税口座の利益は課税されるので

→ +10万円に税金がかかる(約20%)

 

NISAの−10万円は“税金計算に持ち込めない”ので相殺できません。

つまり、NISAが混在してしまうと-10万の損失が"そのまま残る"、さらに税金面での救済もないという形になります。

よって「NISAの損失は税務上なかったもの扱い」

されます。

 

②外国株・海外ETFの配当は非課税にならないことがある

NISAって非課税でしょ!?と思った方いるかもしれません。

実はこれ意外な落とし穴の1つなんですけど、NISAは日本の税金が0になる=非課税の制度なのですが、

米国株や海外ETF(上場信託投資)みたいに"海外から配当がでるもの"に関してはその国が先に天引きをする場合があります。

※米国株の配当だと一般的に10%、米国で源泉徴収される。

 

ですので、米国株や海外ETFなどを購入する際はその点を注意しましょう。

 

他にもいくつか注意点はあるのですが、最低限この2つは頭にいれておけば大丈夫です!

 

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は少し長くなってしまいましたが、短くまとめるとこんな感じです!

 

新NISAは、長期・積立・分散を続ける人が最も報われやすい形に作られている。

そしてインデックス投資は、低コスト・分散・ルール運用で“負け筋”を潰す戦略。

 

長期での運用を前提としている新NISAにとって、勝ち筋よりも負け筋を増やさないインデックス投資の仕組みは非常にマッチしています。

「一攫千金!」などの派手さはありませんが、資産形成でいちばん強いのは意外とこのタイプです。

 

ぜひ、参考にしていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

投資初心者必見!おすすめ3選

近年、若い世代でも投資に関心を持つ人が増えてきています。ですが

「投資=大金が必要」

「小難しそう、よく分からない」

など、こう思っている若い世代はとても多いです。

 

しかし、結論から言うと投資は若い世代こそ有利です。

理由はシンプル。

若い世代には"時間"が沢山あるからです。

 

私自身も投資を始めてからまだ歴は浅い方ですが、色んな経験を踏まえて"始めてよかった"と思っています。

 

そんな私も投資を始める前までは

「投資って気になるけど…」

こんな状態でした。笑

 

投資を始めようか悩んでいる人達の中で、私と同じように"何をすればいいか分からない"という方は多いと思います。

 

今日はそんな投資初心者の20代が安心して始められるおすすめ投資をわかりやすく解説していきます。

 

目次

1 はじめに

まずはじめに投資をする上で何が重要か?

という前提部分から伝えたいと思います。

 

結論から言うと、「増やすこと」よりも「続けること」が最も重要です。

 

投資の世界では知識やメンタルも重要なのですが、それ以上に

"どれだけ長く市場にいられるか"

それが結果を左右します。

 

その点、20代から投資を始める最大の強みとしては"運用できる期間がより長いこと"ではないでしょうか。

 

だからこそ20代から始める投資としては短期で一発逆転型ではなく長期・コツコツ型が向いているというわけです。

 

投資は長期・コツコツ型で継続していくという前提部分を踏まえて、おすすめの投資をいくつか紹介したいと思います。

 

2初心者、少額でもOK!20代で始めやすい投資3選

①新NISA

1つ目ですが、3つの中でも新NISAが1番オススメです。

 

そもそもNISAというのは投資で得た利益に税金が掛からない制度の事を指します。

 

通常、投資で得た利益には20%の税金が掛けられるのですが、新NISAは非課税のため、利益が100%還元される事が最大の特徴です。

 

実はこれ、国が推奨している制度でもあるので投資にマイナスなイメージを持つ人でも安心して始められます。

 

なぜ、初心者に向いてるか?

理由はとてもシンプルです!

 

・少額からでもOK

「投資=大金が必要」という風に思われがちですが、新NISAの場合、月100円〜でも始められます。

 

・基本は放置でOK

自動で積立が継続されるので、毎日株価や売買のタイミングをチェックする必要がありません。

メンタル的にも安定して積立をすることができます。

 

・いつでも引き出しOK

資金が必要になった際、いつでも解約して引き出せるので安心です。

 

インデックス投資

インデックス投資!一見名前が難しそうに感じますよね…

そんなインデックス投資、わかりやすく言い換えると

"世界中にまとめて投資する方法"です

 

通常の投資の場合、「この会社伸びそう!」という会社の株式を買います。

 

しかし、インデックス投資の場合は逆に

「どの企業が伸びるかわからない。だからいくつか伸びそうな企業の株を分散して買ってしまおう」

という投資方法で、市場全体に乗っかる投資というイメージです。

 

度々SNSやニュースなどでも目にするアメリカのS&P500だったり全世界株式(オルカン)などがインデックスの括りとなるものです。

 

インデックス投資がなぜ初心者に向いているかという点について、いくつかあげると…

 

・分散されているため安心

1つの会社が倒産したとしても、違う会社の持株があるためカバーが可能です。

いわゆる「一発アウト」が起きにくいわけです。

 

・長期的に見ると右肩上がり

世界経済は今もなお、発展を続けています。

特に先進国などは今後も更なる成長が期待できるため、株を保有し続けていればハイリターンになる可能性が高いです。

 

・難しい勉強はいらない

個別株投資だと、財務諸表や決算のチェック、業界分析などが必要で正直初心者の方にはかなりハードルが高いです。

 

対してインデックス投資の場合、商品を選び、後は毎月の積み立てて放置しておけば大丈夫です。

個別株投資に比べると小難しい勉強がなくとも始められますので、初心者の方にはかなりハードルが低いです。

 

また積立NISAとの相性も抜群で、新NISAの非課税であるという特徴を活かして新NISAの枠でインデックス投資をするパターンが王道となっています。

 

③自己投資

そして最後にオススメする投資が自己投資です!

一見「えっ?」と感じる方もいるかもしれませんが、とても大切です。

20代のうちに持つべき、価値のある資産って何だと思いますか?

個人的には貯金や株でもなく

「自分の成長余地」です。

例えば同じ1万円でも

・飲み会などで浪費する1万円

・自己投資にあてる1万円

 

この使い所の"差"が年齢を重ねた時、ものすごい格差を生じさせると私は思います。

スキルや資格、読書や自分磨きなど何でも構いません。

自分自身を向上させるために自己投資をすることは絶対に無駄になりません。

 

他にも自己投資のいい点をいくつかあげると

 

・年利換算できないレベルのリターンがある

金融投資は年利によってリターンを得ることができます。

しかし自己投資の場合、身につけたスキルが収入に直結します。

努力を経て身につけたスキルや取得した資格は決して無駄ではなく、収入という形で大きなリターンとなります。

 

 

・自己投資は「減少のない資産」

金融投資の場合、マイナスになると資産が減少しますが、自己投資で得たスキルや知識はマイナスになる事はありません。必ず役に立ちます。

 

特に今は「個の力」が評価されやすい時代です。

自己投資は自分の市場価値を高める事にも直結しますので転職やキャリアアップする際に非常に便利となります。

 

・魅力が増える

そもそも自分を高めようという向上心のある人はとても魅力的です。

魅力が高ければ高いほど異性からのモテや自信、あなたの人生の選択肢が増える事にも直結します。

 

 

3まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は初心者におすすめの投資を紹介させていただきました。

今回のテーマを踏まえた上で一番伝えたい事は

 

20代のうちは"時間"が最大の武器となる

 

金融投資、自己投資をするにせよ、始めるのが早ければ早いほど今後の人生に大きなリターンとなって返ってきます。

とにかく早いに越したことはない!

適度に遊びながらも、お互い有意義な20代の時間を過ごしていきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

これを知らずして投資を始めてはいけない

近年、ETFやインデックス、暗号資産などの投資形態浸透しています。

今日は投資をするうえで必ず知っておいた方がいい金利について書いていこうかと思います。

 

以外とこの金利の仕組みを理解しないで投資を始めてしまう方が結構いるようなのですが、かなりの危険行為です。

金利は投資の世界において「核」のような存在。

これから投資を始めよう!っていう方にとって最低限、理解しておいた方がいい知識のうちの一つです。

今回の記事はそんな投資初心者の方に向けて、金利について噛み砕きながら説明していきますので、ぜひご参考に。

 

目次

1.金利とは

そもそも金利っていう言葉を聞くとどう感じますか?

金利って難しそう」

「よくわからないけど、なんとなく大事らしい

そう感じる人は多いと思います。

金利とはお金を借りた・貸した時に発生するもので、お礼」や「手数料」のようなものとしてイメージしてもらえたら分かりやすいと思います。

 

①お金を借りる場合(ローン・奨学金など)

・10万円借りて金利が5%の時

返済する金額→10万円×5%(金利)=10万5000円

 

ローンなどでお金を借りる際、プラスαの手数料が発生します。

 

この手数料こそが金利です。

 

つまり借金をする場合、金利分も支払わなければいけません。

 

特に住宅ローンなどは金利の影響が大きく、金利が高ければ高くなるほどローンの返済額も増えていきます。

 

②お金を預けるとき(銀行預金)

また、銀行にお金を預けていた場合、銀行は預けた個人に対してお礼として利子を支払います。

 

そのため私達は銀行にお金を預けているだけで、金利がかけられ、利子がもらえます。

 

金利0.1%の銀行に10万円を預けた場合

10万×0.1(金利)=10万100円

銀行に一年間10万円を預けると銀行から100円の利子がもらえます。

 

これをみて「少なっ!」って思う人もいるでしょう。

銀行によっても利率は変わりますが、日本は低金利国家ですので、日本の銀行にお金を預けていたとしても、かけられる金利は微々たるものとなっています。

 

そのため、日本の銀行よりも金利が高い海外の銀行にお金を預ける方も一定数います。

 

このように金利とは割とシンプルなもので投資の世界であれば1番影響力のある存在です。

 

 

2.金利が高いとどうなる?

金利は常に一定ではなく、経済状況などによって金利は変化していきます。

では、金利が高いと一体何が起こるのでしょうか?

 

①投資家達の資金シフト

→元本が保証されている預貯金の方が安全のため株式市場から資金が流れてきます。

 

投資家はより高いリターンを求めますが、金利が上昇すると株などのリスク資産のリターンより預貯金などの安全資産のリターンがあがます。

安全資産>リスク資産となる。

 

②住宅ローンなどの負担が増える

→冒頭で金利はお金の貸し借りをするのに必要な「手数料」のようなものと表現しました。

 

住宅ローンには毎月の返済額に手数料として金利が上乗せされています。

 

つまり金利が上がるということは必然的に住宅ローンの返済額も増えるということになります。

 

そうなると、私達のような個人消費家は住宅や車などのローン返済が絡むような高額商材の購入を避けるようになります。

 

それは即ち景気の活性化を妨げる事になり、デフレーション=不景気を招きます。

逆に金利の引き上げはインフレーション(景気の加熱)のブレーキ役にもなります。

 

景気が加熱しすぎると、なぜよくないのかに関しては今回は割愛させていただきます。

 

 

3.金利が下がると何が起きる?

では、反対に金利が下がると何が起こるでしょうか?

①貯金しても増えない

→これも重複する内容にはなりますが、低金利だと銀行にお金を預けていても大して増えることはありません。

 

②企業が投資しやすい

→企業が将来の収益を向上させていくにあたって設備投資が必要となります。

 

設備投資をするにしても、モノなどを仕入れるための借入コストが必要となります。

 

この借入コストこそが金利(手数料)です。

 

金利が下がればモノが仕入れやすくなるため、企業はどんどん設備投資しやすくなります。

 

 

株価が上がりやすい

察しのいい方はお気づきかもしれませんが、設備投資にお金が回れば当然、業績向上が見込めます。

 

つまり事業の活性化が、将来への利益増加への期待値となり株価が上昇していきます。

 

そのため、積極的に株式を購入する人が増えていきます。 

 

 

4.なぜ投資で金利を知る必要があるか

今回のブログは投資をする上でなぜ金利を知る必要があるか?というテーマでした。

金利を知っておくことでどんなメリットがあるか、以下の通りとなります。

①相場の流れが読めるようになる

金利は、個別銘柄よりもはるかに強い影響力を持っています。

どんなに良い企業でも、どんなに業績が良くても

金利の流れに逆らうのは難しいものです。

 

その上で金利を学んでおくと

「今は株を強気でいく相場か?」

「守りに入るタイミングか?」

という相場の方向性が分かるようになります。

 

②根拠を持って投資ができるようになる

初心者の方でありがちなのが、「なんとなく」であったり「負けた分を取り返す」などの感情に任せて投資をしてしまうことです。

 

この根拠のない投資というのは誰がどうみても危険行為です…

金利の仕組みを理解しておく事で、

金利が上がったから守りの投資」

金利が下がったから株で攻める」

などの根拠を持って投資ができるようになります。

 

③偽りの情報に惑わされなくなる

SNSなどの情報に振り回される事なく、情報の質を見抜く力が培われます。

 

投資詐欺なども未だに存在しますが、金利を始めとした金融リテラシーを身につけておくことは自分自身を守ることにもつながります。

 

 

5.まとめ

一通り金利について書かせていただきましたが、ここまでの記事をまとめると

  • 金利=金銭の貸し借りで発生する手数料
  • 金利上昇時は預貯金などの安全資産を伸ばす
  • 金利下降時は株などリスク資産で攻めてみる
  • 金利を知る事で「感情」ではなく「構造理解」で投資の判断ができるようになる
  • 金利を始めたした知識を身につける事で投資詐欺などから自分自身を守ることにつながる

 

いかがでしたでしょうか。

小難しく感じてしまうテーマではありましたが、1人でも多くの人の参考になればと思います。

 

今回、初めて金融に関する記事を書かせていただきましたが、伝えるってやはり難しい…笑

 

私自身も試行錯誤しながら少しずつ多くの人に有益な情報を届けられたらと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。